にごり_net

フィギュアスケートの編曲やオペラについて雑多に書くブログ

学生は学生席の恩恵を受けておいた方がいい

 

こんにちは。

 

突然ですが、オペラの主要な公演には「学生席」というものが概ね存在するということをご存知でしたが?わたしは全く知りませんでした。

 

わたしが初めてオペラを見に行ったのは今から半年前です。(めちゃ最近)というのも、大学進学に向け関東方面に引っ越してきたからです。地元ではそのような公演に行く機会もなかったため、引っ越したら行くぞ!!というお気持ちでした。

 

初めての観劇は二期会の公演「蝶々夫人」でした。学生席の値段はなんと2000円

やっ、安すぎる、、、、!!!

2万円の間違いではないのかと不安がりながらもテンパりながら電話で学生席を注文、当日は送られてきた引換券を受付に見せればチケットと交換してくれます。席は2階の端の方*1で、ステージはかなり近かったです!この値段でこの席に着けること、ありがたすぎッ!!

 

初めての観劇にも感動し次に見に行ったのは国内最高峰のオペラパレスを持つ、新国立劇場の「こうもり」でした。新国立劇場にはU25メンバーズという会員制度が存在し、25歳以下ならなんとS席(通常なら2万円以上する席)のオペラチケットを2枚まで5000円で買うことができるのです。

新国立劇場、太っ腹すぎる、、、!

その学生への思いやりに涙したわたしはすぐさまチケットをネットで取り寄せ、2度めの観劇へ向かいました。(もともとフィギュアスケートファンなのでわたしの金銭感覚は当てにしないでください)こちらは電子式、名前を受付横のカウンターで言えばチケットを出してくれます。チケットを見たわたしはその席表示に衝撃を受けます。

1階5列目

ん????????????????え?????まさかそんなにも近くでオペラを見れるなんて夢にも思っていなかったので、何が起きたのかわからないまま着席を終了させました。

近くない???????

案の定歌手の顔も動きもセットも衣装をすべてはっきり見ることができました。(というかほぼ目の前にいた)そしてあまりのサービス精神に申し訳なくなってきたので休憩中にプログラムを買ってお金を納めました。

 

新国立劇場では公演開始2週間前に公演のチケットの売れ行きで席を調整し、S席の端の方の席を学生席として開放しているようですね。

(「アイーダ」など人気すぎる公演では学生席が開放される日程は限定されるそう。わたしは抽選に外れました、トホホ)

 

2回目に新国立劇場に行ったのは「ホフマン物語」です。こちらでも1階7列目。安定の近さです。さらにこの公演では一番端の席だったのでむしろとても見やすかったです。(端から2列目くらいだった前回より遠い列なのにこっちのが見やすかった。)

 

このように今しか買うことのできない学生席、学生のうちにどんどん買っておくべきですね。おとなになったらこの感謝を伝えるべく、高いお席に座ってみたいと思います。

 

◯おまけ:アンナ・ネトレプココンサートin Tokyoの学生席

実はわたしがオペラ歌手の歌声を生で聞いたのは

ネトレプコのコンサート(2017)が

でした。(贅沢すぎる!!!!!!)

 

ネトレプコ様の歌声を聞いてオペラに本格的にハマり昼夜CDを聞き続けていたわたし、そのディーヴァが日本に来るといったら見に行くしかない!!!!と思いチケット購入フォームへ。わたしはその時に発見してしまったのです。学生席の存在を。なんと世界のディーヴァ、ネトレプコ様の歌が5000円(通常3万超えの席)で聞ける席というものが存在したのでした。わたしは部屋でイナバウアーをしてしまうほどの衝撃を受け即購入。

 

なんと1階の17列目でした。

 

アーメン!!!この衝撃を若者風に例えると嵐のコンサートでアリーナ席だった、しかも団扇に書いたことやってくれた〜くらいの衝撃です。

 

当日のことはよくは覚えていないですがマクベス夫人のアリアを歌いだした瞬間、感動のあまり全身に鳥肌が立ったことはよく覚えています。

 

その後ちゃっかりプログラムにサインまで入手し帰宅。夢なのか現実なのかよくわからなかったです。でもそのサイン持ってるしたぶん現実です。

 

感動をありがとう、永遠のディーヴァ。

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[左]ネトレプコ様&夫のユシフ殿下(ネックレスすごい)[右]オールスターのサイン、右下の麗しいサインがネトレプコ



 

 

*1:通常9000円する席