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フィギュアスケートの編曲やオペラについて雑多に書くブログ

2018年個人的ベスト〇〇まとめ

 

こんにちは。

ずっとブログ休んでたのに立て続けになんだこのやろう、という感じですが、インフルエンザになってしまったので外に出られず暇なのです、お許しください。

 

ということで今年の個人的ベスト〇〇を今書いておいたら来年書くかはともかくとして自分が見返すと面白いのでは?、と思いたったのでさらっと書いてみることにします。

 

 

2018年ベストプログラム


Wakaba Higuchi - 2018 Japanese Nationals SP

 

ベストプログラムは、樋口新葉選手のSP「エナージア」です。このプログラム、とにかく音楽も振り付けも中毒性が高すぎます。

このプログラムと出会ってからというもの、頭の中のSofiTukkerがタッタカタッタカエナージア、タッタカエナージア〜何を喋っているかは全くわからないのに頭から離れません、最高です。しかも節々の振り付けも印象的なものが多すぎて私の頭の中のワカバがずっと踊っています。

というわけで、エナージアはシェイ=リーン・ボーンさんにお歳暮を贈り忘れたことが2018年最大の後悔だと感じるほどには最高なプログラムでした。

 

Energia

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  • Sofi Tukker
  • ダンス
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

2018年ベスト演技


Kaori Sakamoto - 2018 Japanese Nationals FS

 

2018年ベスト演技はやっぱり坂本花織選手の全日本選手権でのフリーです。

最後に堂々と優勝をかっさらっていった男前、カオリサカモトに全スケオタが惚れました。ボルトの8倍くらい早いスピードとギュインギュイン進んでいく力強さがすごすぎて、「ブレードにロケットでも付いているのでは???」と疑いかけましたが付いていませんでした。ブーケのマカロンも食用で無かったとしてもカオリ様になら食べられたかったことでしょう。(??)

  

 

2018年ベストタツキマチダ


CaOI2018 Tatsuki Machida 町田樹 人間の条件 —— マーラー・アダージェット

(サムネちょっとこわい…)

もちろん今年のベストタツキマチダは実演家引退の演技「人間の条件」に決まりです。私はこの演技をさいたまスーパーアリーナの会場で観ておりましたが、この演技が終わった直後生まれた瞬間の次にたくさん泣きました。(*3番目はタツキが現役を引退した時)

この演技についていろいろ書くと5万字は軽く超えてしまうのでここで抑えておきます。ひとことで言うと町田樹という男の運命が凝縮された総合芸術の傑作です。

しかし、来年からのベストタツキは「演技」では無くなってしまうのが、少し物悲しいですね。

 

町田樹の世界 (ワールド・フィギュアスケート別冊)

町田樹の世界 (ワールド・フィギュアスケート別冊)

 

 

2018年ベストスコット・モイヤー

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かわいい小鳥さんを1人にしたおスコ


 2018年ベストスコット・モイヤーは参加必須のエキシビション練習に行かずにアイスホッケーの試合を観に行ったスコット・モイヤーです。

おスコ…どうやって1人で練習するんだよテッサ…でもアイスホッケー見に行きたい気持ちもちょっとわかるわ…

 

2018年ベストけしからん


Elizaveta TUKTAMYSHEVA EX - Skate Canada 2018

けしからん!!!!!!

 

2018年ベストオペラ


METライブビューイング17-18《皆殺しの天使》MET初演・新演出 予告映像

 

ベストオペラは、2018年1月に松竹系で上映された、METライブビューイングの「皆殺しの天使」です。いや〜〜これの衝撃は未だに残っています。先に言っておくと今もう一度これを観に行けと言われて観に行ける自信はありません

しかし未だにこの心を掴んで離さないのはその中毒的でもある不気味な音楽と、高貴な人々が荒れ狂う狂気的な人間模様、不条理すぎるストーリーです。

人生で1度は観に行って損はないオペラだと思いました。なんかもやもやするけど。

皆殺しの天使 ルイス・ブニュエル HDマスター [DVD]

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2018年ベストバレエ


Play | Alexander Ekman & Ballet de l'Opéra de Paris | Palais Garnier 2017 (DVD/Blu-ray trailer)

 

今これ見たら上演されたのは2017年だったらしいのですが、私が放送を見たのは2018年だったので、2018年ということにしておきます。

ベストバレエ(ベストとか言えるほど見てないけど)は、パリ・オペラ座の「Play」です。このバレエは、コンテンポラリーダンスと言っても良いものだと思いますが、音楽から演出、振り付けまで全てが衝撃的なものでした。今までの“バレエ”の常識を良い意味ですべてぶっ壊す最高の作品です。(あくまで私の中の常識ですが)

オペラ座に緑のカラーボールが尺八の音とともに大量に落ちてくる後景は今でも忘れられません。

その中でも感銘を受けたのが、踊りとともに流される以下の詩です。

(省略)

わたしが形而上学的な格言に基づいて思うのは
我々の存在 物理的な世界の基本は 遊び心だということだ

何かに縛られる必要は一切ないのだ
どこかに向かうのではない 到達すべき目的地があるわけでもない

(省略)

しかし我々はそういった考えで行動するように教えられていない

学校教育からはまったくちがう印象を受ける

すべては評価される

子どもたちを猫なで声で誘い全員を幼稚園に行かせる
すばらしい 幼稚園が終われば小学校だ

進級し 小学校を終え 中学・公庫jに進学する
ほら、勢いに乗ってきたぞ!

大学・そして大学院にまで進む
大学院を終えると社会人だ

そしてどこかの会社に入りシャツをうる
ノルマをこなす 成功の足跡が聞こえてきた

40歳位でアナタは言う「ついにたどりついた!」と
でも 気分はたいして変わらない

騙された気がしてがっかりする
実際 ひどく騙されたのだ

すべてを逃してしまったのだから

定年を楽しみに働く人たちに目を向けると良い
貯蓄にいそしむ彼ら しかし いざ65歳になると 気力が残っていない そのまま高齢者の仲間入りだ
すべては自分たちを騙し続けた結果なのだ

我々は人生を旅や巡礼に例えてきた

成功や天国を最終目的地に掲げた旅だ

しかし 見失っていた 人生は美しいのだ

音楽が流れている間は 歌ったり 踊ったり すべきだったのだ

(「Play」より)

とても深く考えさせられるような内容ですね。

この哲学的な詩も含めて、私の中で2018年最大の衝撃作でした。

 

2018年ベスト衣装


Met Opera: Samson et Dalila

 (↑このサムネの衣装!)

2018年ベスト衣装はメトロポリタンオペラのサムソンとデリラにおいて、第1幕でデリラが着ていたピンクの衣装です。

メゾソプラノはズボン役が多く、なかなかこんなにゴージャスで女性らしい服を着ることが無いようなので、インタビューではデリラ役のエリーナ・ガランチャ様がおはしゃぎになっておられました。かわいすぎますね。

 


Elīna Garanča in Strauss: Der Rosenkavalier at the Met (2017)

(↑「薔薇の騎士」でズボン役を演じるイケメンすぎるエリーナ・ガランチャ様)

 しかし、ディカプリオ風のイケメンも妖艶な美女もどちらも完璧に演じ分けができてしまうエリーナ・ガランチャ様、最高すぎにもほどがあります。重婚してくれ。

 

2018年ベストドラマ

episode2 けんかをやめて

episode2 けんかをやめて

 

いや、もうこれはおっさんずラブ完全優勝でした。

(2話を貼ったのはこのシーンが面白すぎて本格的にハマりだしたきっかけになったからです。)

このドラマが愛される所以は、登場するすべてのキャラクターがキャストや制作陣から愛されて作られたものだからだと思います。

しかしそれゆえ感情移入しすぎた挙げ句、見てない人にはわからないかもしれませんが、全世界のおっさんずラブファンがそうだったように6話から最終話の7話までの1週間がめちゃくちゃ苦しかったです。あ、褒め言葉です。

 

 2018年ベストグルメ

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KOH(King Of Hamburg)

2018年ベストグルメは外はステーキ、中はユッケのさわやかのハンバーグです。

あまりのおいしさに350g(?)の肉が一気に目の前から消えてしまい、「あれ、私いつのまに胃へのテレポート使えるようになったけ???」と思いました。

私はコイツのせいで普通のハンバーグが食べれなくなってしまいました。罪な肉ですね。

 

 まとめ

 あくまで個人的“ベスト”ですが、2018年はこんな年でした。

ジャンルが混在しすぎてなんかよくわからない感じになっていますが、1年を振り返る機会としてちょうど良かったです。インフルで暇だし

 

それでは、みなさん良いお年を。