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フィギュアスケートの編曲やオペラについて雑多に書くブログ

ミラノ万博備忘録1

 

こんにちは。

 

本記事では、2015年に開催されたミラノ万博について書いていきたいと思います。

 

3年前のことを今更書くのは理由があります。

なんか最近忘れっぽいからです。

(あと、家に持って帰ったパンフレットやらがたくさんありすぎるからです。)

 

もともとわたしが万博大好きっ子になったのは、13年前に遡ります。

 

わたしは愛知県で生まれ育ったため、ちょうど2005年長久手で行われた「愛・地球博」に学校の遠足で行きあまりの楽しさに衝撃を受け、

「死ぬまで5年に1度ある国際博に必ず行き続ける」

と謎の決心を固めてしまいました。

(そのため、2010年の上海万博、2015年のミラノ万博と今のところ有言実行を果たしています。)

 

そこで先日、上海万博のことを思い出していたとき、目立っていたイギリス館や中国館はともかく、日本産業館など展示物を全然思い出すことができず悲しくなってしまったのでミラノの展示だけはなんとか忘れたくない…!」と思いたち備忘録として書いておきたいと思いました。それが理由です。

 

そういうわけで、今回は万博全体について書いていきたいと思います。

 

この万博のテーマは「食」です。イタリアらしいですね。

 

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チケットやらマップやら
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[左]ポストカードたち [右]スイカジェラートの団扇、日によってもらえる柄は違う

万博会場に着くとボランティアのみなさんがせっせと紙でできた団扇やマップを配っていました。暑い中お疲れ様です!

 

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[左]エントランス [右]紙袋

 

万博といえばシンボル的な建物やタワーがありますが(パリのエッフェル塔、大阪の太陽の塔など)、今回はこの、生命の樹でした。たつきではない)

夜になるとライトアップがきれいです。

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[左]お昼の樹 [右]ライトアップver

また、オリジナルキャラクターもいます。ディズニーがデザインしたらしいですが…イマイチ??愛・地球博では、モリゾーとキッコロが人気でしたね。

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パレードで大通りを練り歩く野菜たち

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見なかったことにしておこう…

そのほかにも、この万博ではいたるところに無料の飲料水&炭酸水サーバーが設置されておりペットボトルや水筒を持っていけば飲み水に困ることはありませんでした。(感動!)

 

全体の雰囲気はこのような感じです。

 

何回続くかもわかりませんが、飽きるまで続けます(たぶん)

 

◯おまけ

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大通りにあった洗濯バサミ型のイス。かわええ

 

 

 

学生は学生席の恩恵を受けておいた方がいい

 

こんにちは。

 

突然ですが、オペラの主要な公演には「学生席」というものが概ね存在するということをご存知でしたが?わたしは全く知りませんでした。

 

わたしが初めてオペラを見に行ったのは今から半年前です。(めちゃ最近)というのも、大学進学に向け関東方面に引っ越してきたからです。地元ではそのような公演に行く機会もなかったため、引っ越したら行くぞ!!というお気持ちでした。

 

初めての観劇は二期会の公演「蝶々夫人」でした。学生席の値段はなんと2000円

やっ、安すぎる、、、、!!!

2万円の間違いではないのかと不安がりながらもテンパりながら電話で学生席を注文、当日は送られてきた引換券を受付に見せればチケットと交換してくれます。席は2階の端の方*1で、ステージはかなり近かったです!この値段でこの席に着けること、ありがたすぎッ!!

 

初めての観劇にも感動し次に見に行ったのは国内最高峰のオペラパレスを持つ、新国立劇場の「こうもり」でした。新国立劇場にはU25メンバーズという会員制度が存在し、25歳以下ならなんとS席(通常なら2万円以上する席)のオペラチケットを2枚まで5000円で買うことができるのです。

新国立劇場、太っ腹すぎる、、、!

その学生への思いやりに涙したわたしはすぐさまチケットをネットで取り寄せ、2度めの観劇へ向かいました。(もともとフィギュアスケートファンなのでわたしの金銭感覚は当てにしないでください)こちらは電子式、名前を受付横のカウンターで言えばチケットを出してくれます。チケットを見たわたしはその席表示に衝撃を受けます。

1階5列目

ん????????????????え?????まさかそんなにも近くでオペラを見れるなんて夢にも思っていなかったので、何が起きたのかわからないまま着席を終了させました。

近くない???????

案の定歌手の顔も動きもセットも衣装をすべてはっきり見ることができました。(というかほぼ目の前にいた)そしてあまりのサービス精神に申し訳なくなってきたので休憩中にプログラムを買ってお金を納めました。

 

新国立劇場では公演開始2週間前に公演のチケットの売れ行きで席を調整し、S席の端の方の席を学生席として開放しているようですね。

(「アイーダ」など人気すぎる公演では学生席が開放される日程は限定されるそう。わたしは抽選に外れました、トホホ)

 

2回目に新国立劇場に行ったのは「ホフマン物語」です。こちらでも1階7列目。安定の近さです。さらにこの公演では一番端の席だったのでむしろとても見やすかったです。(端から2列目くらいだった前回より遠い列なのにこっちのが見やすかった。)

 

このように今しか買うことのできない学生席、学生のうちにどんどん買っておくべきですね。おとなになったらこの感謝を伝えるべく、高いお席に座ってみたいと思います。

 

◯おまけ:アンナ・ネトレプココンサートin Tokyoの学生席

実はわたしがオペラ歌手の歌声を生で聞いたのは

ネトレプコのコンサート(2017)が

でした。(贅沢すぎる!!!!!!)

 

ネトレプコ様の歌声を聞いてオペラに本格的にハマり昼夜CDを聞き続けていたわたし、そのディーヴァが日本に来るといったら見に行くしかない!!!!と思いチケット購入フォームへ。わたしはその時に発見してしまったのです。学生席の存在を。なんと世界のディーヴァ、ネトレプコ様の歌が5000円(通常3万超えの席)で聞ける席というものが存在したのでした。わたしは部屋でイナバウアーをしてしまうほどの衝撃を受け即購入。

 

なんと1階の17列目でした。

 

アーメン!!!この衝撃を若者風に例えると嵐のコンサートでアリーナ席だった、しかも団扇に書いたことやってくれた〜くらいの衝撃です。

 

当日のことはよくは覚えていないですがマクベス夫人のアリアを歌いだした瞬間、感動のあまり全身に鳥肌が立ったことはよく覚えています。

 

その後ちゃっかりプログラムにサインまで入手し帰宅。夢なのか現実なのかよくわからなかったです。でもそのサイン持ってるしたぶん現実です。

 

感動をありがとう、永遠のディーヴァ。

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[左]ネトレプコ様&夫のユシフ殿下(ネックレスすごい)[右]オールスターのサイン、右下の麗しいサインがネトレプコ



 

 

*1:通常9000円する席

個人的フィギュアスケート名演技集(2013〜2018)

 

こんにちは。

 

突然ですが、わたしは2013年にソチオリンピック代表選考会であったフィギュアスケート全日本選手権を見て以来、この競技がだいすきになり今に至ります。スケートファンの中ではまだまだ短いファン歴ですが、本記事ではこの5年間の間でわたしが忘れられない演技をまとめてみたいと思います。(町田樹さんのプログラムが3回も出てくるあたりの苦情は受け付けません)

 

1.町田樹 「Don't stop me now」

最初は何と言っても町田樹さんのDon't stop me now(通称ドンスト)です。このプログラム無しでわたしの観戦歴を語れません。フィギュアスケートエキシビションには、いわゆる「ネタ系」と「正統派」の2種類があると思っているのですが、このプログラムは完全に「ネタ系」です。簡単にこのプログラムの概要を説明すると、「ロックスターになれたらなぁ」という密かな夢を持つ少年が自分を解き放つという感じのものです。エアギターの振り付けが斬新ですね。2014年のソチオリンピックでこのエキシビションに衝撃を受けたわたしは、「この人を応援しなきゃいけない気がする」謎の使命感を背負い始めました。(そして現在に至る)町田さんは芸術性の高い正統派の演技が多い印象ですが、今思うと彼はこのオリンピックという大舞台でこのプログラムをやって良かったと心から思います。このひとは本当に自己をプロデュースする能力に長けていますね。


ICE GALA 2012 don't stop me now Tatsuki Machida

 

2.浅田真央 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」

日本中が涙した言わずと知れる名プログラムですね。オリンピックで女子シングル史上初トリプルアクセルを含む8つのトリプルジャンプに成功した歴史的演技でもあります。メダルこそ逃してしまいましたが、もはやその事実すらどうでもいいように感じてしまうほど素晴らしい演技でした。こだわり続けたトリプルアクセル、8つ目のトリプルジャンプを着氷した瞬間力強く握った右手、音楽と完全に一体化した最高難度のステップ、演技が終わった瞬間の涙、すべてにおいてこの時の感動を忘れられません。


MAO ASADA Sochi Olympic 2014 FS (NBC)

 

3.町田樹エデンの東

町田樹選手の代表作といえば、この作品。2014年さいたまで行われた世界選手権においてソチオリンピック金メダリストの羽生結弦選手を抑え、見事ショートプログラム1位に輝きます。ダイナミックなジャンプだけではなく、指先までピンと張った繊細な表現に美しい所作。「ティムシェル」な道を歩んだ「THE 町田樹」と言える名プログラムです。演技が終わったあと振付師のミルズ先生のところへやったー!!!」と駆け寄る姿とのギャップがとてもかわいいですね。


2014 W Tatsuki Machida SP B.ESP

 

4.鈴木明子 「オペラ座の怪人

オリンピックの枠の掛かった最終選考会、全日本選手権2013での演技です。

優勝すれば文句なしで代表になれるこの大会で、いち早くオリンピック行きの切符を手にしたのが鈴木明子選手でした。情感たっぷりにクリスティーヌを演じきった鈴木選手、振り向きざまで見せるラストポーズでの会場の感動の渦はテレビで見ていても十分に感じることができました。


Akiko Suzuki 2013 Japanese Nationals FS

 

5.ネイサン・チェン 「Mao's last dancer」

記憶に新しい2018年平昌オリンピックでのフリースケーティングの演技です。この演技を見てソチオリンピック浅田真央選手を思い起こされた方も多いと思います。というのも、当時の浅田選手のように金メダル候補だった彼は重くのしかかったアメリカ全土からのプレッシャーに押しつぶされ、ショートをまさかの17位で終えてしまったのです。その後に見せた意地の演技、史上初4回転を6つ成功させなんと羽生選手を破りフリーを1位で終えたのです。総合順位は5位だったものの、演技終了後の彼の顔が誇らしげでとても嬉しかったです。


Nathan Chen Free Skating(FS) 4K 180217 Pyeongchang 2018 Figure Skating Men Single

 

 

6.ミーシャ・ジー 「シェルブールの雨傘

ウズベキスタン代表ミーシャ・ジー選手の演技の中で一番心に残っている演技が、この「シェルブールの雨傘」です。注目すべきは最後の情感たっぷりのステップです。これほどまでに感情を爆発させたようなステップは後にも先にも彼にしかできないでしょう。この演技を見て感動しまくった挙句「シェルブールの雨傘」をレンタルし、ジャック・ドゥミにハマってしまった程でした。(<転送>現象)


Misha GE FS ISU 2015 World Championships

 

7.デニス・テン ヨーヨーマ「シルクロード

カザフスタン代表、ソチオリンピック銅メダリストのデニス・テン選手の四大陸選手権での演技です。演技終了後30秒ほど倒れ込んでガッツポーズするのにも納得の完璧な演技でした。民族的でリズミカルな音楽が彼のスケーティングと最高の化学反応を起こしています。


2015 4CC - Denis Ten FS B.ESP2

 

8.アシュリー・ワグナー 「ムーラン・ルージュ(One day I'll fly away)」

2015年の全米大会を優勝に導いたプログラムです。フィニッシュの時の笑顔がとてもかわいらしい〜〜〜!女優さんのような美しさとキレのあるスケーティングがかっこいいです。


2015 US Nationals Ashley Wagner Free Skate

 

9.エリザヴェータ・トゥクタミシェワ 「Batwannis Beek」

ロシア代表のエリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手の2015年世界選手権の演技です。このプログラムで世界女王に上り詰めます。エスニックな雰囲気の曲が、彼女にとても合っていました。


2015 Europeans - Elizaveta Tuktamysheva FS B.ESP2

 

10,ガブリエラ・パパダキス&ギョーム・シゼロン 「ピアノ協奏曲第23番第2楽章 アダージョ

こちらも2015年の世界選手権での演技です。空飛ぶキスが絵画のように美しいです。(もはや芸術)まるで楽譜の上を滑っているかのような音楽との親和性の高さがすばらしい演技です。


Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON - 2015 World Championships - FD

 

 

11.羽生結弦 「SEIMEI」

彼がグランプリファイナル3連覇を果たした記念すべき大会での名演技です。この大会で叩き出した330.43という驚異的な総合スコアは、未だ誰にも破られていません。(グリーンルームのハビエルも平伏す圧巻の演技)会場中からの大声援を受け、まるで何かに取り憑かれたような神々しい演技に日本中が感動しました。


B.ESP. Yuzuru HANYU 羽生結弦 FS - 2015 Grand Prix Final

12.町田樹 「Don Quixote Gala 2017:Basil's Glory」

何も言わない、ただ見てくれ

見ればわかる


PIW横浜2017 町田樹 Don Quixote Gala 2017:Basil's Glory

 

13.樋口新葉 「Skyfall」

平昌オリンピック代表最有力候補と言われながら惜しくも全日本選手権で4位に終わった樋口選手。しかし、彼女がそこで立ち止まることはありませんでした。あの苦しい2ヶ月間、彼女がどんな思いでこの舞台に立ったのでしょうか。この最高の演技での銀メダルが、彼女の4年後への再スタートの大きな1歩になったことでしょう。


Wakaba Higuchi 2018 Worlds FS 'Skyfall' (B.ESP)

 

14.テッサ・ヴァーチュー&スコット・モイヤー 「ムーラン・ルージュ

カ〜〜〜〜〜〜ムワッツメ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ!

カ〜〜〜〜〜〜ムワッツメ〜〜ェェエ〜〜〜〜〜イ!

ア〜〜〜〜〜〜イウィルラブユ〜〜〜〜〜〜〜!!

アンティルマイダ〜〜〜〜イイ〜〜〜〜〜〜ングデ〜〜〜〜〜〜〜イ!!!!(ジャジャッ!ジャジャッジャン!!)(完)


Tessa Virtue and Scott Moir's Moulin Rouge at PyeongChang 2018 | Music Mondays

 

高校生だったわたしがオペラの魅力に取り憑かれた経緯

 

こんにちは。

 

本記事では、私がオペラにハマった経緯について書いていきたいと思います。

 

私がはじめてオペラをフルで観たのは、高校2年生の頃。きっかけは、宇野昌磨選手のフリープログラムでした。

 

スケオタの私は宇野選手のプログラム曲がプッチーニの遺作、トゥーランドットに決まったと知りNHK BSプレミアムで放送していたブレゲンツ音楽祭でのトゥーランドットをたまたま目にしたのです。

 

 

昔から大規模な演出のものが大好きだった私がブレゲンツ音楽祭の湖上オペラに衝撃を受けないわけはなく、その日からオペラを見始めます。その当時はオペラそのものというよりか、演出の規模に驚かされました。

(トゥーランドットがてっきりヨーロッパとかそこらへんの話だったと思ってた衝撃もあり)

 

そこから『とりあえずプッチーニ見とけば間違い無いっショ!!』と思い、初演に忠実っぽい演出のマノン・レスコーやトスカ、蝶々夫人を鑑賞。

 

次に出会ったのは、ヴェルディの椿姫です。

 

ヴィオレッタ役はアンナ・ネトレプコアルフレード役はミスタービーンに似ているローランド・ヴィラゾンでした。この椿姫は、ネトレプコ知名度を一気に上げた有名な公演(ザルツブルグ音楽祭2005)。ここで、私の頭の中のオペラ歌手のイメージが音を立てて崩れます。(ブレゲンツではあまり有名な歌手は出演しないそう)


La Traviata Netrebko, Villazón zap 16

ヴェルディ:歌劇《椿姫》 [DVD]

ヴェルディ:歌劇《椿姫》 [DVD]

 

 

ネトレプコ、綺麗すぎでは?????

 

ネトレプコ のあまりの美貌と体の細さ(※2005年当時)、声の美しさに驚きます。そこから私の中でネトレプコ フィーバーが始まるのでした。

 

次に見たネトレプコ出演公演はこれまたザルツブルグ音楽祭の「ラ・ボエーム」でした。ミミにネトレプコ、ロドルフォに今をときめくP・ベチャワ、ムゼッタにはオペラ界のアンジェリーナ・ジョリーことニーノ・マチャイゼという布陣。


Anna Netrebko - La Bohème - Puccini - Salzburger Festspiele 2012 (Trailer)

ネトレプコさんが少し太っていたことはさておき、

演出がめちゃくちゃ好みやんけ!!!!

と感動。PSPが子どもたちのクリスマスプレゼントになっているにもかかわらずロウソクで部屋を明るくしていたことやマフで手を温めていたことは置いておいて、現代風で新しい演出がとても素敵だったのです。オペラの演出の可能性をここで知ることができました。

 

そしてついに、DVDの購入を決意。それが2007年ベルリンでのマスネの「マノン」でした。プッチーニの「マノン・レスコー」を見ていたわたしはだいたいの話の流れをつかめていたこともあり、ジャケ買いで即決。再びミスター・ビーンネトレプコ様(細身)のタッグです。

 

マスネ:歌劇《マノン》 [DVD]

マスネ:歌劇《マノン》 [DVD]

 

 


Massnet - Manon (Netrebko, Villazón, Daza, Fischesser )(2008)

いや〜〜〜〜〜衣装がとにかくかわいい!!!!!

オペラを見始める前は、みんなマリーアントワネットみたいな服を着て歌っていると思っていたのですが、全く違いました。この演出はネトレプコ様7変幻とばかりにバンバン髪の毛や衣装がマノンの年齢や環境に合わせて変わっていき、印象までガラッと変化していました。彼女のまろやかで伸びのある歌声がマノンという役柄にとても合う!

 

そして、さらなるネトレプコ作品を求めメトロポリタン・オペラのオンデマンドサービス(7日間無料)に手を染め出します。何が何でも7日間オペラを観まくってやる、とタカを潜りますが、オペラは15ドルをケチって死にものぐるいで観るものではない。ということに2日目にして気づき、1ヶ月見放題プラン(15ドル)の加入を決意。結果20作品ほどはメトのオペラを観ました。(日本語の字幕はないのでめちゃくちゃ英語の勉強になった)

 

愛の妙薬」や「ランメルモールのルチア」、「エフゲニー・オネーギン」などまずはネトレプコ作品をほとんど鑑賞。そこでわたしはあることに気づくのです。

マリウシュ・クヴィエチェンくん、尊い

ここにきて数々のメト作品をネトレプコ様とともに歩んでいたポーランドバリトン、マリウシュくんに心を撃ち抜かれます。最初は少し気になる程度でしたが「愛の妙薬」でのかわいすぎる動きの節々と素敵な低音ヴォイスに魅了されてしまい、ついに、ドン・ジョヴァンニを見始めてしまったのです。

これがヨーロッパ中の女をたぶらかしているの、わかりみしかないな

と急に語彙力を損失し、あまりのかわいさに彼のWebページをチェックするしかなくなります。

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は??????????

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えっ?????????????????

マリウシュ・クヴィエチェン、スペルは難しいが彼の歌声に感動することは簡単だ。彼はステージを支配するバリトン、会場中の酸素を吸っているようだ…ーシアトルタイムス

賞賛の言葉をドカンと配置し、真ん中にどうだ!!と言わんばかりのドヤ顔クヴィエチェンを配置するオフィシャルサイトのインパクトに腰を抜かしかけ、半強制的にバリトンの推しメンを決定させられました。

 

さらに彼の出演作を見ていくうちに、ロイヤル・オペラ・ハウスのドン・ジョバンニの演出に感動いたします。


Don Giovanni trailer (The Royal Opera)

もともとテクノロジーを使ったアートやら展示やらにとても興味があったので、テクノロジーの可能性も秘めるオペラの演出に奥深さを感じました。

 

その後二期会新国立劇場のオペラ公演に行くなどして生のオペラにも触れ、わたしはオペラの魅力に取り憑かれていったのでした。ネトレプコ様のコンサートにも行った!)

音楽の知識が薄くまだまだにわかなわたしですが、若者目線でオペラの楽しさを広められていけたらいいなと思います。

 

ではでは。

 

 

はじめに

 

こんにちは。にごりです。

 

いたって普通の大学生であるわたしが、

 

「あれ?わたし、ブログを始めてみたいのでは?」

 

と謎の決心をし、はじめた当ブログ。

 

思えばわたしの趣味は決してポピュラーなものばかりとは言えず、どちらかと言うと変わったものが多かった。周りに理解者が多くいるはずもなく、もやもやしながら生きてきたのかもしれない。

 

ということで、わたしのすきなこと・ものや考えたこと、もしかしたらこういう情報を必要としている人がいるかも?ということなどを雑多に書いていきたいとおもいます。(10記事でも書いたらすごいくらいの気持ち)

 

 とりあえず最初なのでわたしが死ぬときに食べると決めている世界一おいしい(*当社比)お菓子「萩の月」のリンクでも貼っておきます。

 

ではでは。